生後1~2か月のわんちゃんは母犬や兄弟とじゃれあいながら犬同士のコミュニケーションや、噛むときの下限を学んだりします。この時期に母犬と過ごした犬はその後、情緒が安定し、買いやすい犬となる傾向が強いようです。絶対に母犬と引き離さないようにしましょう。 

生後2か月を過ぎたら家に来ることになると思いますが、2~3か月のうちにきちんと家庭内ルールを守れるよう最低限のしつけを行いましょう。甘やかさず、毅然とした態度で接すること、ルールは家族で一貫しておくこと、そして何より愛情をもって接することが大切です。自分はこの子の母親であり、父親で、リーダーなのだと自覚しましょう。

しつけの第一関門として、まずはアイコンタクトが取れるようにし、好ましくない行動をしたときには、低い声で短くはっきりと「ダメッ」と伝えるようにしてください。

最初はおやつを目の高さに持ってきて自然と目が合うようにします。アイコンタクトと言うのはとても大切なもので、指示を出すときには必ず必要になってきます。じっと見つめ続ける必要はありません。ふっと目があい、こちらの言っていることを聞いているようなそぶりがあれば大丈夫。

叱るときは長々説教しても犬はわかりません。また、叩いたりすると、今度は暴力的な犬になってしまうこともあります。先述したとおり、低く短い声で注意を促してください。

この時期ごろには性格がはっきりとわかるようになってきます。もしも飼う犬種が決まっているのであれば、ブリーダーさんに頼んで一度、この時期の様子を見せてもらうのもいいかもしれませんね。キャンベルテストもこの時期が最適ですので、チャンスがあればぜひやってみましょう!