犬を飼う上で大きな問題となるのは吠え癖。一昔前はよく吠える犬は番犬として好まれましたが、昨今の住宅事情により、今や犬の吠える声は近所迷惑なものとしてとらえられます。

しかし、犬だって生き物です。ただ単に吠えるな!と言うだけでは解決になりません。飼い主側だって吠えないような土台作りをしてあげる必要があります。

まず、なぜ吠えるのか?を理解しましょう。怖がって吠える犬は対象物に少しづつ慣れさせてあげることが大事です。子犬の頃であればいろいろな経験を積ませてあげることによって度胸がつく場合もありますが、そうでない場合は無理をせず、根気よく対象物が怖くないことを教え込まないといけません。掃除機を怖がる子は掃除機を出すのと一緒におやつもあげる、雷が怖い子は飼い主が一緒に寄り添ってあげる、車の音が怖い場合は車が近くに来たら優しく声をかけてあげるなどなどの対処をしましょう。対象物への恐怖が和らいでいくにつれ、吠えは収まることが多いです。

自分のテリトリーを主張する場合はハウスに入れてしまうのが一番です。チャイムの音や来客に対して吠える場合はすぐさまハウスに入れ、その後は目も合わせないようにしましょう。吠えずに飼い主のところに来た場合のみ褒めてあげるようにします。あまりにもひどいときは別室に入れる、ケージやハウスに布をかけるのも良いでしょう。

わがままで吠える場合はそもそも甘やかしすぎです。吠えたからと言って要求をのまないようにしてください。はっきり言ってなめられているということです。服従訓練をしっかりとするようにしましょう。