1歳になったころにはある程度の訓練は済んでいるはず。この年になったら本格的な訓練を始めましょう。これまでに覚えたことは完璧にできるようにしておくことから始めます。毎日の生活で今までの訓練を組み合わせながらやっていきます。併せて、今までにおぼえたことにさらにプラスしていくのです。

ツイテができるようになった子はリードなしでもツイテができるようにしましょう。徐々にリードをゆるめ、最終的にはリードがなくてもついてくるようにします。

また、歩きながらフセやスワレができれば集中している証拠。街中でじっと待って入れる能力を付けるためにも集中力を身に着けさせましょう。

飼い主が遠くに行っても待っていられるようにできるのもこの時期から。根気よく、徐々に距離をとりながらマテを完璧に仕上げるようにしてください。

この時期のしつけのポイントはゆっくり焦らず、根気よくです。実はこの時期に覚えたいことの基礎はそれまでの間にできているはずなのです。ですので、この時期はその基礎を強固にするためのしつけとも言えるもの。

とはいえ、飼い主との信頼関係が試されたりするので今までよりもずっと高度なものが要求されることに間違いはありません。リーダーシップの真価を発揮できる時と言えるでしょう。

もし、この段階のしつけがうまくいけば、犬を街中に連れて行っても大丈夫!買い物中の「ちょっと待っててね」、レストランなどでの「伏せててね」、ドッグランなどでの「コイ!」「マテ!」などなど、他の人や犬に迷惑がかからない犬となれます。

ですので犬を連れていろんなところに行きたい!と言う人はここまでの訓練をしっかりとしておくことが肝要です。