一番つけてはいけないのは噛み癖です。犬の歯はかなり鋭く、小型犬であっても噛まれれば大けがをすることがありますし、破傷風の危険性だってはらんでいるのです。また、他人に攻撃を加えてしまった場合、飼い主は大きな責任を負わなければなりません。ですので、噛み癖は絶対に着けないように気を付けなければなりません。

噛み癖がつくターニングポイントその一は幼児期にあります。犬は歯が抜ける時期にいろんなものをかじります。これはそのままにしておくと非常にまずいことになりかねません。家をかじるくらいならいいのですが人の手や足をかじるようになることもあります。噛まれたくないものは苦みのあるスプレーを塗り、噛んでも良いことがないと学習させるのが良いでしょう。併せて、噛んでも良いものも与えておくことで犬のストレス軽減に役立ちます。

ターニングポイントその二は、手や足を犬のおもちゃ代わりにすることです。じゃれているからと言って犬と遊ぶときに手足を使っていると、手や足=楽しいものと認識してしまい噛んで遊び始めます。子犬の頃はともかく大人になってもそのままだと困りますので最初から手足で遊ばせないようにしましょう。

一番厄介なターニングポイント3は飼い主を下に見るからこその噛み癖です。「お前は俺の下僕だろ?言うことを聞け!」とばかりに不満があれば噛んでくるこのパターン。飼い主がしっかりとリードをとれるようになることであっさりと改善されますよ。

おびえて攻撃する場合はしかたありません。おびえさせないようにするのが最善策ですね。

このようにパターンによって対応は変わってきますのでよく様子を見てから対処していきましょう。