同じ血統書が付いている犬でもらんくというものがあります。一般にペットショップで販売されている犬はペットタイプですが、ペットタイプの犬は交配には向きません。交配に向くのは【部リーディングタイプ】や【ショータイプ】の犬だけです。

ブリーディングタイプやショータイプの犬はしっかりとしたブリーダーのところから手に入れることが可能です。しかし、ブリーダーからしてもこの2つのタイプはできるだけ手元に残しておきたいはずなので、少しランクの落ちた犬しか譲渡はしてくれないでしょう。それでもきちんとスタンダードに準じた交配を行っているブリーダー出身の犬であれば交配してもいい場合もあります。ブリーダーによっては交配禁止と言うところもありますので確認をするようにしましょう。

ですので、☆良いブリーダーから交配許可をもらった犬、☆確実にブリーディングタイプの犬、またはショータイプの犬以外は避妊手術をするべきです。

なぜ、それ以外の犬に子を産ませてはいけないのかと言うと、遺伝病の可能性が出てくるから。純血の犬は必ず何かしらのマイナス遺伝子を持っています。プロのブリーダーはそのマイナスが出ないように日々勉強しながらブリードしています。そういうブリーダーは犬に対しての愛情がありますので譲る相手もしっかりと選びます。しかし、ペットショップに子犬を卸すような業者はとりあえず生ませてしまえ、遺伝病なんか知るか!と言う業者が多いのです。たまたまその代で問題が起きなくてもその後の代で出てくる可能性だってはらんでいます。また、性格を考慮して交配させなければ気が荒い子が生まれたりする可能性も考えられます。

もう一つ、交配を素人がしてはいけない理由として犬にはスタンダードと言うものがあり、純血には厳しい基準が設けられているのです。素人が勝手に繁殖するとそのスタンダード基準がずれていきますのでその血統を守りたいと思っている人たちからしたらかなり迷惑な行為となります。ですので絶対にやめておいたほうが良いのです。

最近、純血同士を掛け合わせてミックスを作る人もいますがあれこそ愚の骨頂です。大きさの違う犬をかけると母犬にどれだけの負担がかかるでしょうか。またその次の代はただの雑種となりますがどうでしょうか?そういうところも考えましょう。

雑種の交配については貰い手問題と大きさの問題をクリアすればあとは健康面だけです。伝染病などがないように留意して飼い主同士で話し合ってください。

もう一つ、避妊が必要な理由としては生ませる気がないのに交配してしまうことがあげられます。発情期のメスが近くにいる時のオスはすさまじいです。リードを振り切って脱走までします。
よその犬を妊娠させてしまったら…脱走して交配し、結果病気に感染したら…など、いろいろ考えないといけない問題はたくさんあります。病気の予防にも効果的ですし、避妊手術はしておきましょう。

避妊手術など、ペットの医療費は大変高額です。お金に困ったらこちらからの借入がお薦めです→フクホーで借りたいなら気軽に仮審査を!