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犬とのきずなはどうやって作る?

犬と仲良くなるには①押し付けはしない、②しつけは一貫して行う、③褒める時と叱るときでメリハリをつける、④しっかり遊んであげるです。

よくある嫌われるケースに、いつも犬にべたべたし、片時も離さず抱きしめている子供と言うのがいます。嫌がって逃げる犬をきゃあきゃあ言って追い掛け回したりすると犬は子供そのものが嫌いになります。子供に限らず、大人でも同じことをしたら嫌われます。そこで飼い主が間に入って仲を取り持てばいいのですが、中には「ほら今だ!触れ!」などと言って押さえつける場合があります。この場合、飼い主への信頼はダダ下がりです。べたべた触る人ともども嫌われるので要注意です。

いいこと悪いことがその時の気分によって変わる人も嫌われます。前回は褒められたのに今回は怒られた、または前回は怒られたのに今回は何も言われなかった、これでは犬は混乱してしまい、あなたの指示に意味を見出さなくなります。しつけは一貫して行いましょう。

犬は楽しいことが大好きです。一緒に思いっきり遊ぶ時間を持ちましょう。楽しい経験を共有することにより犬とのきずなが深まります。また、遊びの中にもリーダーシップをとる場面を組み込んでおくことでより、犬からの尊敬を得ることができます。

犬に好かれるにはあなた自身が「犬にとっての理想の上司」にならなくてはいけません。犬に好かれる条件は、決して甘やかすことではありません。時に厳しく時に優しく深い愛をもって接することで犬とのきずなは深まります。

上手に犬を守り、導き、愛しながら犬とのきずなを育んでいきましょう。

大人の犬を迎えるならば・・・

大人の犬を家族に迎える家庭は日本では少ないケースだと思われます。もともと実家で飼われていて、自分もよく知っている犬を連れてくるようなケースでしたら問題は少ないのですがレスキューされた、保健所からもらった、知人などが飼い切れなくなっ他ので引き取ったなどの場合は注意が必要です。

何らかの理由で手放された犬の場合、一度捨てられているのですから心に傷を負っているのは間違いありません。新しい家に来てもまた捨てられるのでは…と言う不安と同時に環境の変化による、精神の不安で問題行動を起こしがちです。

そういう犬の場合はとにかく落ち着かせてあげること。ここが君のおうちなんだよ、今日から私たちが家族なんだよと犬の気持ちに寄り添ってあげることが大切です。あなたを信頼することができれば少しづつ落ち着きを取り戻せるようになるでしょう。もともと愛情いっぱいで育てられていた犬の場合は、信頼関係がうまくいけばその後はスムーズにいきます。我慢強く、接するようにしましょう。犬は飼い主が変わるたびに性格が擦れて行き、人を信じにくくなっていきます。何度も手放された経験のある犬は素人は引き取らないのが賢明です。

しつけを行う際も冷静に行うことが大切です。それまでの家庭でどうしつけされていたのかがわからない場合は、根気よく教えて行きましょう。子犬に教えるように、それでいて子犬以上に愛情を持って接することが大切です。

また、虐待された経験のある犬を一般家庭で引き取ることはお勧めしません。そういう犬は傷が癒えたと思っても根底に何らかの傷が残っていますので、突発的に攻撃的になることもありますし、感情のコントロールが下手であったりして、興奮時には手が付けられない場合が多いからです。特に小さな子がいる場合は絶対に避けましょう。

どうしてもと言う場合は専門家を間に入れてください。こういった犬との関係を作るには年単位の時間が必要になる場合もありますので中途半端な覚悟で迎え入れないようにしましょう。

ただ、個人的にはこういった犬を迎え入れようと覚悟してくださった方には頭が下がる思いでいっぱいです。もしも虐待された経験のある犬を迎え入れてくださる覚悟がおありなら、めいっぱいの愛情を注いであげてください。アイが届いたときにはきっとたくさんの愛で返してくれることでしょう。

不妊手術はどうしよう?

同じ血統書が付いている犬でもらんくというものがあります。一般にペットショップで販売されている犬はペットタイプですが、ペットタイプの犬は交配には向きません。交配に向くのは【部リーディングタイプ】や【ショータイプ】の犬だけです。

ブリーディングタイプやショータイプの犬はしっかりとしたブリーダーのところから手に入れることが可能です。しかし、ブリーダーからしてもこの2つのタイプはできるだけ手元に残しておきたいはずなので、少しランクの落ちた犬しか譲渡はしてくれないでしょう。それでもきちんとスタンダードに準じた交配を行っているブリーダー出身の犬であれば交配してもいい場合もあります。ブリーダーによっては交配禁止と言うところもありますので確認をするようにしましょう。

ですので、☆良いブリーダーから交配許可をもらった犬、☆確実にブリーディングタイプの犬、またはショータイプの犬以外は避妊手術をするべきです。

なぜ、それ以外の犬に子を産ませてはいけないのかと言うと、遺伝病の可能性が出てくるから。純血の犬は必ず何かしらのマイナス遺伝子を持っています。プロのブリーダーはそのマイナスが出ないように日々勉強しながらブリードしています。そういうブリーダーは犬に対しての愛情がありますので譲る相手もしっかりと選びます。しかし、ペットショップに子犬を卸すような業者はとりあえず生ませてしまえ、遺伝病なんか知るか!と言う業者が多いのです。たまたまその代で問題が起きなくてもその後の代で出てくる可能性だってはらんでいます。また、性格を考慮して交配させなければ気が荒い子が生まれたりする可能性も考えられます。

もう一つ、交配を素人がしてはいけない理由として犬にはスタンダードと言うものがあり、純血には厳しい基準が設けられているのです。素人が勝手に繁殖するとそのスタンダード基準がずれていきますのでその血統を守りたいと思っている人たちからしたらかなり迷惑な行為となります。ですので絶対にやめておいたほうが良いのです。

最近、純血同士を掛け合わせてミックスを作る人もいますがあれこそ愚の骨頂です。大きさの違う犬をかけると母犬にどれだけの負担がかかるでしょうか。またその次の代はただの雑種となりますがどうでしょうか?そういうところも考えましょう。

雑種の交配については貰い手問題と大きさの問題をクリアすればあとは健康面だけです。伝染病などがないように留意して飼い主同士で話し合ってください。

もう一つ、避妊が必要な理由としては生ませる気がないのに交配してしまうことがあげられます。発情期のメスが近くにいる時のオスはすさまじいです。リードを振り切って脱走までします。
よその犬を妊娠させてしまったら…脱走して交配し、結果病気に感染したら…など、いろいろ考えないといけない問題はたくさんあります。病気の予防にも効果的ですし、避妊手術はしておきましょう。

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予防接種はどうするの?

犬を飼う上で重要なのは予防接種。年に一回の狂犬病予防は法律で義務付けられていますができる限り他の予防接種も受けるようにしてほしいものです。

犬の混合ワクチンには【2種】【3種】【5種】【7種】とあります。基本的に重篤となる病気は5種までのワクチンで予防できますが、7種混合に含まれるレストピアは人蓄共通感染症ですので万が一の人間への影響を考えると受けておいたほうがいいかもしれませんね。なぜ人蓄共通感染症であるはずのワクチンが7種と言う、一番受ける確率の低いものに含まれるかと言うと、レストピア自体が日本では少ないからです。しかし、まったく発症例がないとは言えないため、海外から連れてこられた動物、とくに犬が近くにたくさん住んでいる場合は受けておいたほうが良いでしょう。

3種に含まれるジステンパーは幼犬の死亡率が非常に高いため、必ず受けておきましょう。

予防接種で予防させようとしている種類の病気はたちが悪いものがとても多いです。しかし、犬によってアレルギーがあったり地域や飼い方によってあまり必要がなかったりもしますので、年に一回は獣医さんとどのワクチンにするか相談しながら接種しましょう。

また、夏の初め~秋口の蚊の発生時期にはフィラリア予防をしておきましょう。蚊が媒介するこの病気、近所にフィラリアの犬がいる場合はほぼ100%感染します。フィラリア症と言うのは寄生虫の一種で、簡単にいうとフィラリアの卵が血管内に入り込み、そのまま成長、その後心臓などに寄生することにより宿主を死亡させてしまう病気です。子犬の頃から予防薬を投与させ続けることで感染を予防することができます。

大人になってしまった犬で、残念ながらフィラリア検査で陽性が出た場合は発症しないように祈るしかありません。フィラリアは寄生虫の中でも駆除が命がけになる種類の虫なのです。

コイは必ず覚えさせておこう

絶対覚えさせておきたいしつけの一つとして「コイ」があります。飼い主の声で飼い主の元に戻れないとトラブルの元。しっかりコイを覚えさせておきましょう。

コイの基盤となるのは飼い主との信頼関係。できれば4か月頃から下地を作るようにしておきましょう。最初はおやつを使ってもいいです。とにかく「来い」で来たら褒める、遊んであげる撫でてあげる、それを繰り返すのです。そうすると犬は飼い主に呼ばれたら行く=いいことがあると学習します。この時、飼い主が普段の生活の中でいかにリーダーとしての役割を果たしているかがカギになります。普段の生活でしっかりと指示を出し、褒めること、しかることのメリハリがある場合は犬はこの命令を喜びます。が、犬になめられきっている場合、犬はいいとこどりをしようとしているだけになりますので、次のステップに進むと途端にできなくなってしまうことにつながりますので普段の生活を見直しましょう。

家の中で来いがうまくできるようになったら次は、外で遊んでいるときに呼んでみます。この時はチェーンカラーを付け、リードは長めのものを使用。こちらを向いたときに来いと声をかけますが、来なかった場合はもう一度来い!と言うと同時にリードを引きましょう。何度も失敗させてはいけません。とにかく引っ張って「来い」の合図とともに来なければいけないと教え込むのです。(と言うよりも失敗が多いようならなめられている証拠なので最初のステップからやり直してください)犬が来たら誘い込むようにして上から座れをさせます。コイからスワレまでが一つの流れです。スワレができたら褒めてあげましょう。

少しづつリードを伸ばし、最終的には声だけで戻ってこれるようにするのが目的です。

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