犬を自宅に連れてきたとき、すぐに犬が快適な暮らしができるよう、前もって準備をしておかなくてはなりません。犬を連れてくると同時に準備を始めたのでは犬は心細い思いをしますし、準備忘れなどがあると犬自身が不自由な思いをすることになります。最低限、必要なものは先に用意しておきましょう。

まずはペットサークルとクレート(ケージ)。犬の居場所は犬を連れてくる前に決めておくべきです。それによって、いきなり違う環境に連れてこられた犬にとって落ち着ける場所ができるのです。また、トイレを覚えさせたり、家でのルールができる前に放し飼いはおすすめできません。昼間誰もいない時や夜間などの人の目がない時間はクレートやサークルに入れて行動を制限しておかないと大変なことになる可能性も(感電や溺死なども含め)。家庭内事故や家具の破壊などを防ぐ意味でもなれるまでは犬を隔離できるようにしておきましょう。外犬にしたいからと言って子犬を急に外に出してはいけません。将来外犬にするつもりでも子犬の頃は家の中に入れてあげてください。

犬用トイレとトイレシーツも用意しておきましょう。トイレのしつけは家に来た当日から!いろんなタイプがありますので、じっくり選ぶようにしましょうね。また、トイレの場所は一度決めたらあちこちに移動しないようにしなくてはいけません。移動してしまうと犬はどこでトイレをしていいのかわからなくなり、失敗が増えてしまいます。そうなると飼い主も犬もストレスがたまってしまいますので、トイレの場所は最初から用意してあげておいてください。

食器は倒れないようにある程度の深さと重みがあるほうがいいでしょう。ただ、子犬を飼うのに大きすぎる食器を選ぶと中に入ってエサまみれのおいしそうなわんちゃんが出来上がってしまうことも。食器に関しては、犬と同時に購入でも構いませんので、どんなのがいいかな程度で目星をつけておくだけでもしておくとよいでしょう。

フードはそれまで子犬が食べていたものと同じものが好ましいです。おなかが弱い子は急に餌が変わるとおなかを壊すこともありますので、エサを変えたいときは徐々に切り替えるようにしてください。エサは望みのエサがショップにない場合もありますので、前もって購入しておかないといけません。

おもちゃ、リード、首輪、グルーミング用品は犬と同時に購入でも構いません。特に首輪はサイズもありますので首周りをはかってからでもいいかもしれませんね。