大人の犬を迎えるならば・・・

大人の犬を家族に迎える家庭は日本では少ないケースだと思われます。もともと実家で飼われていて、自分もよく知っている犬を連れてくるようなケースでしたら問題は少ないのですがレスキューされた、保健所からもらった、知人などが飼い切れなくなっ他ので引き取ったなどの場合は注意が必要です。

何らかの理由で手放された犬の場合、一度捨てられているのですから心に傷を負っているのは間違いありません。新しい家に来てもまた捨てられるのでは…と言う不安と同時に環境の変化による、精神の不安で問題行動を起こしがちです。

そういう犬の場合はとにかく落ち着かせてあげること。ここが君のおうちなんだよ、今日から私たちが家族なんだよと犬の気持ちに寄り添ってあげることが大切です。あなたを信頼することができれば少しづつ落ち着きを取り戻せるようになるでしょう。もともと愛情いっぱいで育てられていた犬の場合は、信頼関係がうまくいけばその後はスムーズにいきます。我慢強く、接するようにしましょう。犬は飼い主が変わるたびに性格が擦れて行き、人を信じにくくなっていきます。何度も手放された経験のある犬は素人は引き取らないのが賢明です。

しつけを行う際も冷静に行うことが大切です。それまでの家庭でどうしつけされていたのかがわからない場合は、根気よく教えて行きましょう。子犬に教えるように、それでいて子犬以上に愛情を持って接することが大切です。

また、虐待された経験のある犬を一般家庭で引き取ることはお勧めしません。そういう犬は傷が癒えたと思っても根底に何らかの傷が残っていますので、突発的に攻撃的になることもありますし、感情のコントロールが下手であったりして、興奮時には手が付けられない場合が多いからです。特に小さな子がいる場合は絶対に避けましょう。

どうしてもと言う場合は専門家を間に入れてください。こういった犬との関係を作るには年単位の時間が必要になる場合もありますので中途半端な覚悟で迎え入れないようにしましょう。

ただ、個人的にはこういった犬を迎え入れようと覚悟してくださった方には頭が下がる思いでいっぱいです。もしも虐待された経験のある犬を迎え入れてくださる覚悟がおありなら、めいっぱいの愛情を注いであげてください。アイが届いたときにはきっとたくさんの愛で返してくれることでしょう。